テキスト補足オプションでクリック数を1.5倍に増やしたYahooスポンサードサーチ運用法

こんにちは、澤田です。
私は新卒でフリーペーパーを発行する媒体社に勤務していました。フリーペーパーの広告枠と言えば、定型フォーマットに広告主の情報を掲載する「フォーマット広告」と呼ばれるものが一般的です。フォーマット広告が推奨される理由として、次の2点があげられます。1点目はユーザーのメリットとして、広告のデザインに左右されないために比較検討がしやすいこと、2点目は媒体社のメリットとして、広告やフリーペーパー自体の品質を保ちやすいことです。そのため、私が携わっていたフリーペーパーでは広告枠の90%近くがフォーマット広告でした。

同じ飲食店を題材に2つの広告サンプルを作成しました。皆さんはどちらのお店に行きたいと思いますか?

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多くの方が右のお店に行きたいと答えるかと思います。このサンプルを例にユーザー、広告主、制作者の3者の思いを考えてみましょう。

・ユーザー
お店選びの判断材料を求めているため、情報量の多い広告を好みます。例えば、料理だけの訴求よりも、料理+席の雰囲気を訴求した広告の方が選ばれやすくなります。

・広告主
より多くの魅力や強みをアピールしたいと考えます。大きな広告枠の方が良いと思うものの、広告費を抑えたいため、小さい広告枠を選択することはよくある話です。

・制作者
ユーザーに魅力的な情報を伝えることはもちろんですが、広告主の要望をできる限り反映させて広告を作り上げます。限られたスペースを有効に使うこと、特に文字数制限には頭を悩ませます。

広告サイズの決定には様々な背景がありますが、私の経験上では、大きな広告枠の方が成果が出やすい傾向にあります。そのため、「広告枠は大きく、情報量は多い方が良い」という考えが私には根付いています。そこで今回は、検索広告でも同じことが言えるのかを検証していきたいと思います。

検索広告の場合

検索広告でも、広告表示オプションを活用すれば、通常の検索広告よりも情報量を増やすことができます。広告表示オプションはYahooスポンサードサーチでは3種、Google AdWordsでは8種あり、目的に応じて使い分けることができます。今回は2016年8月にYahooスポンサードサーチにおいて実装された「テキスト補足オプション」について話を進めていきます。なお、こちらはGoogle AdWordsでは実装されている「コールアウト表示オプション」と同様の機能となります。

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テキスト補足オプションを設定すると、説明文の下に1行分の広告スペースが追加され、2~4件のテキスト情報を追加表示させることができます。通常の広告タイトルや説明文では訴求しきれなかったサービスの特徴などを追加情報として伝えることができます。
私が担当するリフォーム会社を例に上げると、「取扱いメーカー名」や、「職人の人数」を特徴として追加しました。また、他社の広告文では訴求されていなかった「現地調査、相談無料」を追加しました。現地調査、相談無料は広告主の業界としては当たり前のことですが、一般のユーザーからすればリフォームをお願いする際には、どこまで無料で対応してくれるのか不安になるのではないでしょうか。当たり前のことでも、あえて訴求することでユーザーには安心感を与える役割があると考えました。また、他社がまったく訴求していないからこそ、広告表現上での差別化を図ることができる要素にもなります。

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追加テキストの文字数は1件につき全角12文字まで(半角25文字)となります。実際に作って感じたことですが、各追加テキストは12文字にこだわらなくても良いです。PCのプレミアムポジションに広告が表示されても、上記のように途中で切れてしまったり、中には読み難さを感じるものもありました。個人的には8~10文字を目安に制作すると、すっきりとして読みやすいのではないかと思います。

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「テキスト補足オプション」に似たオプションとして「クイックリンクオプション」(Google AdWordsではサイトリンク表示オプション)があります。こちらも1行分の広告スペースが追加されるものですが、サイト内の特定ページに誘導することが目的のため、リンク先の指定が必須となります。1ページ完結型のランディングページではリンク先が1つしかないため、あまり活用できないものでしたが、「テキスト補足オプション」はリンク先の指定が不要なため、1ページ完結型のランディングページであっても有効な機能となります。

テキスト補足オプションの事例

8月にYahooスポンサードサーチに実装された「テキスト補足オプション」を早速設定してみました。下図は設定前後の2週間の比較結果です。集客数に限りのある地域密着型ビジネスの広告主ですが、情報量が増えたことによりクリック率は1.2%上昇し、クリック数は1.5倍増やすことができました。集客の改善策として、非常に有効な手段だと評価できます。

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まとめ

フリーペーパーと検索広告。表現方法は違う広告ですが、「情報量が多く、大きな広告」はユーザーに支持されやすいのかなと感じます。(もちろん、内容にもよりますが。)
テキスト補足オプションを使って、広告スペースを大きくしたり、情報量を増やすこと自体には費用はかかりません。ユーザーにはより詳細な情報を伝えることができますし、広告運用をされる方も文字数に対する悩みが少し緩和されるのではないでしょうか。たった1行追加されるだけと思うかもしれませんが、このような積み重ねが改善の一歩です。テキスト補足オプションを是非ご活用ください!

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