管理画面を劇的に見やすくする3ステップ

こんにちは。

山田です。

 

春は就職、人事異動などで何かと人の動きが多くなる時期ですね。

新しい職場・部署でWeb担当者となり、リスティング広告の担当になられた方もいらっしゃるかと思います。

リスティング広告の運用では、GoogleAdwords、Yahoo!プロモーションの「管理画面」と呼ばれる画面を用い、運用状況の把握から分析、設定までを行います。

リスティング広告を運用していると、非常に高い頻度で管理画面を見ることが出来ます。

 

管理画面を初めて見ると、情報量が非常に膨大であることに驚かされると同時に、どの項目を見ればよいかという戸惑いも感じることと思います。

ブログ用管理画面

 

 

 

この管理画面は表示項目(上図赤線囲み部)をカスタマイズし、自分の見やすい管理画面に設定することが可能です。

この管理画面の表示項目如何でデータの見え方も異なり、分析スピードや精度も変わってきます。

リスティング広告の運用を始める際には真っ先にやるべき設定です。

 

アクシスでは、管理画面の表示項目の設定ですらもノウハウとして社内でシェアし、社内で誰もが結果を出せるよう、標準化されています。

慣れていない方にとっては果たしてどの項目が必要か、どの並び順が見やすいかが検討がつかない事と思われます。

そこで今回は新しくリスティング広告に携わる方はもちろん、現役でリスティング広告を運用している方にとっても、分析パフォーマンスをより引き上げて頂けるよう、管理画面設定の考え方を3つに分けてご紹介します。

 

 

 

1.アカウント分析のストーリーを考える

弊社では管理画面の表示項目設定にもストーリーが存在します。

「どの広告が、どれほど表示され、クリックされているのか、そしてどれほどの成果を挙げているか」という流れでアカウント分析を行うため(実際にはもっと多くのデータを見て多角的に分析をしていますが)、管理画面の表示項目もそのストーリーに沿って構成されています。

Screenshot_8

 

 

自分がアカウントの分析をするにあたり、どういった行動を取るのか?というストーリーを考えてみましょう。

例えば「まずどの広告がユーザーの目に止まって、それがクリックを集めているのか、そして費用がいくら掛かり、それがどれだけの成約に繋がったのかを分析する」というストーリーがあれば、必要な指標が見えてきます。

 

管理画面の表示項目もそのストーリに則った順番に設定することが理想的です。

これは管理画面の設定だけでなく、データを分析する指標そのものとなりますので、今後アカウント運用のPDCAを回す際にも必要となる事柄です。

 

 

 

2.運用に必要な項目を取捨選択する

ストーリーが決まったら、アカウントを運用するにあたり必要になるデータは何かを考える必要があります。

どの業種、業界でも「表示回数」「クリック数」「クリック率」「クリック単価」「コンバージョン(成約)数」「コンバージョン率」「費用」「CPA(コンバージョン単価)」「掲載順位」の8つのデータは押さえておくべきデータです。

 

それ以外にもそれぞれの会社あるいは担当者が持っている分析すべき事柄に基づき、必要なデータ分析してPDCAを回すことになります。

リスティング広告を運用するにあたり、どのデータが必要なのかをピックアップしてみましょう。

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また、デフォルトの管理画面の状態では分析するにあたり不要な表示項目も存在します。

例えば「広告ID」「画像のURL」等は分析の際に使いませんので、表示項目に必須とは言えません。

これらの数値は広告作成の際に必要となりますが、広告入稿ツールであるエディタを利用すれば知ることが出来ます。

不要なものは情報量を無駄に増やし、分析の妨げとなりますので表示項目から削除しましょう。

 

 

 

3.項目をグルーピングする

必要な項目をピックアップしたら実際に管理画面の表示項目設定に反映させるわけですが、ここでも押さえておきたいポイントがあります。

管理画面を極力見やすくするためにはグルーピングという作業を行いましょう。

Screenshot_10

 

例えば「クリック数」「クリック率」等の指標は「クリック関連」、「コンバージョン数」「コンバージョン率」「CPA」といった指標は「コンバージョン関連」といった形でグループ形成を作成します。

 

管理画面を設定する際には、グループごとに1箇所に固めて配置すると見やすくなります。

また、各グループ内でも「件数」「割合」「単価」といった指標順に序列を付け、全グループで統一しましょう。

 

逆にグルーピングが出来ていない、あるいは「これも必要」「あれも必要」と後付けで項目を追加してそのまま使うと、データを探し出す手間も掛かりますし、精度の高い分析も出来ません。

手間が掛かると思われるかもしれませんが、管理画面の表示項目を設定する際にはかならずグルーピングをしましょう。

 

 まとめ

管理画面の設定1つでも分析のスピードと精度を上げ、ひいては業務の質を向上に繋がり、自社に利益をもたらすノウハウと言えます。

 

・分析のストーリーを作る

・必要な項目を取捨選択する

・表示項目をグルーピングする

 

以上の事柄について検討し、まずは管理画面を見やすくアレンジしましょう。

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