ディスプレイ広告で効率よく成約するユーザーにアプローチする5つの方法

こんにちは、平間です。

ディスプレイ広告は検索広告に比べ、配信対象が広く広告表示回数が増える傾向にあります。

配信対象が広いということは「成約に至る可能性のあるユーザー」と「成約に至らないユーザー」どちらにも広告が配信されるということです。

ディスプレイ広告で成果をあげるためには、「成約に至るユーザー」をどれだけ獲得できるかが肝になります。

最初から、どのユーザーが成約に至るのか至らないのかを判断するのは大変困難です。

しかし、自身の商材やサービスとの関連性を考慮することにより、配信対象となるユーザーの傾向をある程度把握することが可能です。

そして、関連性の低いユーザーに対して広告の配信を抑えることで効率的に広告を運用できます。

その為にはディスプレイ広告の除外設定を活用します。
※今回はGoogle ディスプレイネットワークでできるの除外設定方法を紹介します。

広告配信先の除外方法は幾つかありますが、すでに運用されておられる方や、これから運用を考えておられる方にもすぐに使える5つの除外を設定していきましょう。

1.アプリ内表示を除外

スマホ市場の成長とともに、アプリ内への広告表示も増えています。

表示されるアプリにもよりますが、広告と認識しにくい表示がされ、誤ってクリックされやすいので自社の商品やサービスがアプリに関係ない場合は除外しておきましょう。

※紹介する除外方法は特定のアプリへの配信を除外するのではなく、アプリ全般を除外する方法です。

【設定方法】
①ディスプレイキャンペーンタブ
②プレースメント
③+除外設定
④プレースメントを追加

Screenshot_6

【adsenseformobileapps.com】
上記のURLをディスプレイキャンペーンのプレースメント除外に追加してください。

2.IPアドレスを指定して除外

指定したIPアドレスへの広告が表示されるのを制限できます。
例えば、自社のネットワークのIPアドレスを除外することで自社内に発生する不要なインプレッションや意図しないクリックによる費用の発生を避けることができます。
※その他には競合と思われるIPやスパムなどがあります。

【設定方法】
①対象のキャンペーン選択
②設定
③全ての設定
④IPアドレスの除外

Screenshot_7

3.ユーザーリストを使用して除外

リピーター性の低い商材やサービスの場合は成約したユーザーをユーザーリストで管理しておき、リマーケティング広告を配信しないように除外設定をしましょう。

【設定方法】
①共有ライブラリ
②成約したユーザーのみのリストを作成
③ディスプレイキャンペーンタブ
④インタレストカテゴリとリマーケティングリストタブ
⑤+除外設定
⑥カテゴリを選択
⑦リマーケティングリストを追加

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4.特定のURLを指定して除外

配信されているプレースメントの配信結果を確認して表示回数が異常に多いプレースメントや、実際にサイトを確認し関連性の低いサイトの場合プレースメントを指定して除外しましょう。

【設定方法】
①ディスプレイキャンペーンタブ
②プレースメント
③+除外設定
④プレースメントを追加

Screenshot_5

5.サイトカテゴリオプションによる除外

「デリケートなコンテンツ」を始め、配信サイトのカテゴリ別に除外できます。
※デフォルトでは「ギャンブル」のみが除外されています。

基本的に「デリケートなコンテンツ」のカテゴリの配信に適した商材でなければ、配信設定をオフにして除外しておきましょう。

その他に、実際には使用されていないウェブアドレスへの表示を避けるために、
「プレースメントの種類」から「ドメインパーキング」と「エラーページ」もカテゴリで配信設定をオフにします。

実際に使用されていないとしても、表示回数はカウントされるため配信しているキャンペーンのクリック率がに下がります。
その結果、広告の質が低いと判断されキャンペーンの品質スコアが下がっていき「成約にいたる可能性のあるユーザー」への表示を阻害してしまうので予め除外しておくと良いでしょう。

【設定方法】
①ディスプレイキャンペーンタブ
②サイトカテゴリオプション
③除外するカテゴリを選択

Screenshot_2

以上が運用開始時にしておく除外設定になります。

事例

弊社の実例で特定のURLを除外した例を紹介します。
ある受験生向けのサービスでディスプレイ広告を配信したところ、配信結果をチェックした結果イラスト投稿サイトへの配信が多く見られました。

Screenshot_4

上記のデータは1ヵ月間のデータですが表示回数が4,347,133回数ありましたがクリック率も低く、成約数は0件でした。
この場合ターゲットが受験生なので、芸術系の配信先ではニーズが合わなかったと考えられます。

このようにターゲットと配信先のサイトの整合性がとれなければ成果が全く上がらない場合もあります。
一概にはどのサイトが成約しにくいと言えませんが、配信先が自身の商材やサービスとの関連性があるのかを考慮して除外を行いましょう。

無数に存在する広告配信先から「成約に至らないユーザー」への配信を除外をしていくことが成果を上げる近道になります。

除外設定は運用開始時だけでなく、配信結果に合わせて修正を加えていくことが大切です。

すでにディスプレイ広告を配信している方も一度除外設定を見直してみてください。

また、定期的な配信結果のチェックを忘れずに行い除外を徹底していき「成果に至る可能性あるユーザー」への配信精度を高めていきましょう。

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